2010年12月20日月曜日

過去を思い出す冬












先日、新宿着のロマンスカーに乗ってくる方を出迎えに小田急線のホームに久しぶりに入る。

懐かしい。近年では友人が何人かけっこうこの沿線に住んでいたので利用した。
豪徳寺駅前の極安ラーメン屋、下北沢の極安中華料理屋、など連れてってもらった。(ラーメンが200円、餃子が150円ってな世界)

皆、今は越して住んでいない。

そしてもっと過去に思い出はある。

早く亡くなった母のお墓(霊園が東京)参りによくこのロマンスカーで父と二人で上京した。
姉はすでに都内在住だったが別行動が多かった。
どしてもこの父と私のコンビで行動することになる。(一緒に暮らしてるからね)

久しぶりのロマンスカー発着ホームはそりゃその頃とは変わってはいたが、造りはそうそう変えられない。
どんづまり(終点だから)に軽食のスタンドが前と場所は違うものの、ある。

よくそこで飲み物とサンドイッチを買ってもらった。
父はあらかじめ新宿東口の、今のアルタの前にあった「二幸」という食料品デパートで好物のヤキトリと酒を買って、ロマンスカーに乗った。
車内でアレコレ買うのは高いというのもあったが、好きなものを買って乗ればいいわけですね。

人を待ってる間に、手の中の切符を見ながら(たまたまそこから各駅で移動するので、入場券でなく乗車券を持っていた)、この切符を買うのだって軽食スタンドでサンドイッチを買うのだって、なにもかも「金」がいるのだ。
全部、父が毎日大変な思いをして働いて得た金なわけで。自分はまだ高校生でこうやっていろいろ買ってもらってたわけで。。。

前の日記で「父はどけち」みたいな事書いてしまったけど、
このお墓参りのときは違ってました。。。

子供てのはごーまんです。親だから買ってもらって出してもらって当たり前だと思ってる。
たとえ親でも感謝しないと。すまん父。

この頃は沼津ー新宿の直通「あさぎり」は御殿場までしかきておらず、
そうとう首を長くして開通を待っていたが、その前に私も父も東京に戻る事となる。