2013年11月11日月曜日

竹の皮おにぎり


高校に入学したばかりの頃、クラスメイトはもちろん初対面が多い。
あいうえお順が席順になっていたが、私の後ろに座ってた友人から、まだ知り合ってまもない頃、お昼におにぎりをいただいた。
分けていただいたのではなく、ちゃんと一人分、友人のとは別に。
友人母作とのこと。

人が作ってくれる弁当は久しぶりだ。
母を中学で亡くし、姉は別れて暮らし、父は一切こういうことはやらない。
今ほど家事のできなかった私はおのずと菓子パンでの昼。

それを見ていてなのか、なにかのときに母がいない、ということを友人に話したのか…。

その件を自分のお母さんに話して、友人がお願いして作ってもらったのか、
それともそのお母さんが話を聞いて気をまわして「コレをお友達に」って渡してくださったのか。
友人もそのお母様も優しい方であった。

おにぎりは竹の皮に包まれてて、おにぎりだけでなく、卵焼きとウインナーがついてて、とてもおいしかった。
あの時はありがとうございました。

周りの人によくしてもらって育ててもらったんだと思っています。

最近自分のまわりで竹の皮が話題に出て、ふと思い出した。
今日も夫におにぎりは持たせたものの、アルミホイル包みです。
竹の皮、いいなぁ。